一回確認しないと気が済まない。

三角座りで考えたことの記録。

11/17(木)UX Fukuokaインタビュー勉強会に行ってきた

UX Fukuoka主催のインタビュー勉強会に参加してきた。

同じくUX Fukuokaで行われている読書会の活動のなかで、インタビューの練習をしたいという声が複数あったことから実現した派生的な回だった。(今後もきっと続くとおもう。)

 

わたしの参加目的

UX初学者であるわたしの参加目的は、これまで本で読んだり教わったりして学んだ知識をとにかく自分でも実践して何かを感じたり発見すること。
そういう意味ではロープレ時間を3回転取っていただいていたので十分にその期待値が満たされたし、何よりもやっぱり、やったからこそ感じることはちゃんとあって、有意義な時間だった。

 

ミニ講義とテーマ選定

当日は少し早めに到着して机の移動なんかをしていると、続々参加者の方々があつまってきた。たしか11人。
主催、進行をしてくださった吉川伸彦先生から、まずインタビューという手段の位置付けや、インタビュー手法についてクイックに説明を受ける。

お話の中で出た、下記二種類のインタビュー手法は興味深いと感じた。 

IMJ発案の感情曲線インタビュー:

気持ちの起伏を線で表してもらい、起伏の各ポイントで何があったのかを聞いていくやり方

吉川先生オリジナルの体験タイムラインインタビュー:

きっかけとなった出来事や体験の詳細などを時系列に結びつけて思い出してもらい聞いていくやり方

 

ミニ講義の後は、早速インタビューのテーマ選定に。
多数決で、「最悪な飲み会」についてインタビューを行うこととなった。
なお、「最悪な飲み会」についてインタビューする前提については、「新しいグルメ情報サイトの立ち上げ」と共有された。

 

インタビュー設計とロープレ

今回は前述した手法のうち、感情曲線インタビューを実践することになった。
ここでわたしの脳内がアラート状態に・・・
(待って待ってどのタイミングで曲線を描いてもらうの?インタビュアーが描くの?この下のボックスの使いどころはいつなの!そもそも新しいグルメ情報サイトっていう話から飲み会の話を聞くことになった経緯は?あ、とりあえずいろいろ情報収集するためからそこはいいのか?でも何を知るために質問するの?そこは話さなくていいの?おおっ、いろいろわからない!)
とか、脳内でやっている間にワーク開始。とりあえずやってみるしかない。
3-4人ずつの各グループでまずインタビューの設計を行ってから、役割をまわしながら順番にロープレを行う流れだった。

 

インタビュー設計時にみんなであらかじめ出した質問候補で、勉強になったのは「五点満点中、星いくつ?」という聞き方。
確かに、業務フィードバックの1on1を行う際などにもまず相手に自分なりの評価を聞いてから掘り下げていく。同じなんだなと、それだけのことだけど自分のなかでは結びついていなかったので、結構目から鱗だった。

 

ワーク時間も限られているので、設計も早々にロープレへ移行した。
わたしの参加目的は実践だったので、はいはいはいと手を挙げて最初にインタビューをやらせてもらった。
別グループから移動してきたインタビュイーは若い女性で、にこにことまっすぐこちらを見てくださる感じだったので、少し大きめの手振りと、笑顔で反応すること、上体を相手に向けるようにしながら質問を振るよう自分なりに心がけた。
予定していた質問を全部出し切ってもまだ5分ほど時間が余って困り、苦しまぎれにあまり有用でなさそうな質問をいくつかして終了。

 

フィードバック

記録をしてくださっていた同席者や、インタビュイーの方からフィードバックをもらう。

一番クリティカルだったのは、「事前質問にひっぱられていた」点だった。
指摘をもらって、設計の時にあらかじめ書き出した質問リストを無意識に「消化しなくては」と思っていたことを自覚した。
例えば、質問リストには「最近の飲み会で、嫌な思い出は?」とあったのだけれど、これは「単に、飲み会の嫌な思い出は、と訪ねるよりもインタビュイーが想起しやすいだろう」という意図であって、必ずしも最近である必要はない。
インタビュイーの方としては、最近の飲み会ではなく、もっと前の飲み会なら他にも思い当たるエピソードがあったようだった。

 

表層的にはこの「事前質問リストにひっぱられている」点が問題で、これを誘発しているRoot causeは「インタビュー目的の設定もれ」、つまりインタビューを行うことだけが目的化してしまっていたので、着地したように見えても実はどこにも辿り着いていなかった。

 

まとめ

冒頭でも書いたように、実際にインタビューをしてみたいという参加目的に対し、それ自体は満たされ、かつ気が付くことも多く結果は満足だった。
また、インタビュイーとして聞かれる側にまわったり、記録担当を体験したことで、ひとつの「インタビュー」というイベントを多面的に考えられるきっかけをいただいたように思う。


何を知りたいのか、そしてそれを知るにはそのやり方が一番適しているのか、ちゃんと考えてから次に進むことが大事なんだな。